データヘルス計画

データヘルス計画の概要

山形県建設国民健康保険組合では、被保険者の特定健診・医療情報(レセプト等のデータ)を分析・活用し、PDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るため保健事業実施計画(データヘルス計画)を策定しました。

目的と背景

政府は、「日本再興戦略」(平成25年6月に閣議決定)において、「国民の健康寿命の延伸」を重要施策に掲げ、全ての医療保険者に対して、健康・医療情報のデータ分析に基づき加入者の健康保持増進のための事業計画(データヘルス計画)の作成・公表、事業実施、評価等に取り組むこととしています。
当国保組合では、生活習慣病対策をはじめとする健康増進や重症化予防対策・特定健康診査等の受診率向上の推進を行い、医療費適正化を図りながら健康寿命の延伸を目指します。

特定健診受診状況及び特定保健指導実施状況

山形県建設国保組合の目標値と実績

平成20年度から医療制度改革のため、高齢者の医療の確保に関する法律に伴い、40~74歳の方を対象に特定健康診査・特定保健指導が始まりました。
平成20年度~平成24年度まで第1期の5年間で、特定健康診査の実施率70%と特定保健指導45%、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の該当者・予備群の減少率10%が目標値となります。
第2期は、平成25年度~平成29年度の期間で、特定健康診査70%、特定保健指導は、30%となります。
第3期は、平成30年度~令和5年度の期間で、特定健康診査70%、特定保健指導は、30%となります。
第4期は、令和6年度~令和11年度の期間で、特定健康診査72%、特定保健指導は、30%となります。

平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
特定健診の実施率目標 68.0% 69.0% 70.0% 70.5% 71.0% 71.5%
特定健診の実績(結果) 69.1% 70.0% 67.4% 70.9% 71.0%
特定保健指導の目標受診率 22.0% 24.0% 26.0% 28.0% 29.0% 30.0%
特定保健指導の実績(結果) 22.0% 19.8% 24.2% 25.5% 22.7%

 

特定健診・特定保健指導の年次推移について

特定健診の年次推移

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
対象者数 10,020人 9,793人 9,573人 9,430人 9,160人 8,701人
受診者数 6,764人 6,770人 6,705人 6,357人 6,492人 6,174人
受診率 67.5% 69.1% 70.0% 67.4% 70.9% 71.0%
目標値 70.0% 68.0% 69.0% 70.0% 70.5% 71.0%


平成29年度 10,020人 6,764人
平成30年度 9,793人 6,770人
令和元年度 9,573人 6,705人
令和2年度 9,430人 6,357人
令和3年度 9,160人 6,492人
令和4年度 8,701人 6,174人
67.5 / 70%
69.1 / 68%
70 / 69%
67.4 / 70%
70.9 / 70.5%
71 / 71%

 

特定保健指導の年次推移

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
A.対象者数 1,070人 1,080人 1,086人 1,108人 1,085人 1,068人
 動機付け支援 567人 565人 551人 531人 526人 500人
 積極的支援 503人 515人 535人 577人 559人 568人
B.初回面接実施者数 236人 257人 253人 319人 314人 280人
 動機付け支援 150人 160人 152人 162人 148人 139人
 積極的支援 86人 97人 101人 157人 166人 141人
C.終了者数 229人 22人 215人 268人 277人 242人
 動機付け支援 154人 157人 150人 167人 159人 144人
 積極的支援 75人 81人 65人 101人 118人 98人
実施率(C/A) 21.4% 22.0% 19.8% 24.2% 25.5% 22.7%
目標値 30.0% 22.0% 24.0% 26.0% 28.0% 29.0%

 

受けてうれしい!特定健診・保健指導のメリット

1.メタボを早期発見
メタボや生活習慣病を発症するリスクのある方を見つけます。
2.健康状態を継続して把握
健診結果は医療保険者によって管理されるため、継続した健康管理が可能になります。
3.特定保健指導でメタボを改善
メタボの危険がある方には特定保健指導を受けることができます。専門家のアドバイスのもと、生活習慣を改善できます。
4.医療費を節約
生活習慣病の発症・重症化を防ぐことで、家庭の医療費や医療保険者負担の医療費も削減できます。
※医療費を抑えることによって、保険料を抑制することが出来ます。

 

死因の状況

山形県建設国民健康保険組合の主たる死因とその割合を以下に示します。

病気を早期に発見するためにも、特定健診と一緒にがん検診も受診することが重要です。

主たる死因とその割合(令和4年度)

疾病項目 人数(人) 山形県建設
国民健康保険組合
悪性新生物 31 72.1% 46.8% 50.6%
心臓病 6 14% 28.6% 27.5%
脳疾患 1 2.3% 17.3% 13.8%
自殺 5 11.6% 2.2% 2.7%
腎不全 0 0% 3.7% 3.6%
糖尿病 0 0% 1.4% 1.9%
合計 43

※国保データベース(KDB)システム「地域の全体像の把握」より →県と国のデータ
 令和元年度死亡統計「ケンセツコクホ」より →山形県建設国民健康保険組合のデータ

主たる死因とその割合(令和4年度)グラフ
悪性新生物 72% 46.8% 50.6%
心臓病 14% 28.6% 27.5%
脳疾患 2.3% 17.3% 13.8%
自殺 11.6% 2.2% 2.7%
腎不全 0% 3.7% 3.6%
糖尿病 0% 1.4% 1.9%
  • 山形県建設国民健康保険組合

※国保システムデータベース(KDB)システム「地域の全体像の把握」より